オリーブの挿し木の方法を私の失敗例を交えながらご紹介します。

オリーブ挿し木(新芽挿し)

小豆島の東洋オリーブが行うオリーブの挿し木は、私がやったものとは違っていて、担当者に尋ねると新芽挿しが一番確率が高い事が分かりました。秋口の剪定作業の時に出る枝の新梢の部分の10cm程が最も適しているようです。

以下は、自宅で新芽挿しでオリーブの挿し木に挑戦した記録です。

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新芽挿し(2011.04.11)

新芽挿し

オリーブの新芽挿しは、元気のいい新梢を10cmほどカットし、葉を2枚から3枚残します。

パーライトに新梢を挿し、ビニール袋で覆います。

一日一回霧吹きで葉水をして乾燥させないように注意して経過を見ます。

オリーブの新芽挿し用の用土(パーライト)

パーライト

パーライトは、火山岩として産出されるパーライト原石や珪藻土等を高温で熱処理してできる人工発泡体で、軽量で排水性が良い人工の用土です。

また、phは中性で高温で熱処理していますので、無菌で根腐れし難い構造になっている為、挿し木に向いている。

鉢底を確認(2011.6.7)

鉢底

植えつけてから2ヶ月後、鉢の裏を見てみると、根が伸びてきているのが分かります。

このタイミングが鉢上げのチャンスです。

苗を取り出す

苗を取り出す

苗を取り出す時は根を傷めないように新聞紙などの上に少しづつ返してゆきます。

注意点は、鉢の角を叩きながら少しづつ崩して返します。

取り出した苗

取り出した苗

5本中4本の根が出ている状態で、残りの1本は再度パーライトに挿し、様子を見ることにしました。

同じ日に同じ鉢に入れていてもこれほどの違いがあります。

培養土に移し替える

培養土に移す

培養土に移し変えたところです。(2011.05.07)
根の伸び具合を見ると、もう少し前の段階でも移し替えは出来たかも知れません。

移し替え終了(2011.05.07)

植え替え終了

5本をそれぞれ鉢に移し替え、ここからはベランダに出して様子を見ます。

4ヶ月後(2011.09.09)

4ヶ月後

4ヶ月を経過して、あまり変化は見られないが、手前の茶色の鉢の苗には新芽が出ている様子がみられる。。

6ヶ月半後(2011.11.24)

6ヶ月後

6ヶ月半を経過して、それぞれに数枚の新芽が育ち、葉も大きくなってきました。

【その後の経過】

この後、ベランダに置いていた苗が夏の暑さや台風などの影響もあり、あまり成長の様子が伺えない状況が続きました。又、手前の茶色の鉢の苗が一番育っていたのですが、夏場の水やりを疎かにしてしまい、枯らしてしまいました。

1年半後(2013.03.19)

1年半後

鉢上げして1年を経過して、冬場の寒さが厳しく、強風で何度も倒れそうになった為、支柱を立て、室内に入れた途端に急に新梢が伸び始め、画像は一年半を経過した様子です。

手前の一番大きな苗で約30cm程伸びています。

この後は、鉢をもう一回りから二回り大きくした上で、夏場の暑さと強風に注意して、再度ベランダで育てようと思います。

【次のページ】

オリーブの取り木1(準備)

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