オリーブの品種は、世界中に1200種類以上あると伝えられていますが、日本には約60種類以上の品種が導入されています。

オリーブの品種

オリーブの品種は、世界中に1200種程度あるとされ、日本国内に導入された品種も50~60種あると云われています。しかし、家庭用に栽培される目的で流通している品種は少なく、一般的には数10種類に過ぎないようですが、オリーブの品種を選定する場合、栽培する目的が、ガーデニングなど園芸用に樹形を楽しむ物なのか、オリーブオイルを採るものなのか、果実で塩漬けなど食用の加工品を作るものなのかによってその品種も大きく変わってきます。

スペインの主要品種

  1. ピクアル(Picual)・・・スペインで最も多く栽培されている油用品種。含油率は、21~25%。
  2. オヒブランカ(Hojiblanca)・・・兼用品種。含油率は、16~20%。
  3. アルベキナ(Arbequina)・・・油用品種。含油率は、17~21%。

イタリアの主要品種

  1. フラントイオ(Frantoio)・・・油用品種。含油率は、26~30%。
  2. モライオロ(Moraiolo)・・・油用品種。含油率は、26~28%。
  3. レッチーノ(Leccino)・・・油用品種。含油率は、25~27%。
  4. sponsored link

ここでは、日本で流通されている代表的なオリーブの内10種類を紹介しています。


オリーブの品種一覧
アザパ(Azapa) チリやスペインで栽培されている。果実は特大で、グリーン・ブラックのテーブルオリーブ用品種。成熟期は遅い。漬物用
ミッション(Mission) アメリカ原産のオリーブの品種。樹形は直立形、樹高は高く風には弱い。果実はハート形で熟期が遅い。自家結実性があり、1本でも果実が出来る 。
コレッジョラ(Correggiola) イタリア原産のオリーブの品種。主に油用としてイタリア中部で栽培されているだけでなく、世界的にも広く栽培されている。
コロネイキ(Koroneiki) ギリシャの代表的な品種。果実は小さいながらも、油含有量が高く、ギリシャでは広く栽培されている。
ジャンボカラマタ(Jumbo Kalamata) カラマタと似た別品種で、世界で一番果実が大きいと言われている。テーブルオリーブにすると食感が良く、歯ごたえがある。
ネバディロ・ブランコ(Nevadilo Blanco) スペイン原産のオリーブの品種。樹高は中程度で風には強い。樹勢が強く、樹形は横に広がるタイプです。
フラントイオ(Frantoio) イタリア原産のオリーブの品種。イタリア中部をはじめアメリカやオーストラリアなど世界各地で栽培されている。
チプレシーノ(Cipressino イタリア原産のオリーブの品種。 果実の重さは2g~2.5gで、丸みのある楕円形、テーブルオリーブ・油兼用の品種。 樹形は直立形で、花粉が非常に多く、受粉樹に向きます。 多品種との混合植栽にも利用される。風には強いが、寒さには弱い
ルッカ(Lucca) イタリア原産のオリーブの品種。 樹形は樹形はやや横に広がる開張形、樹高が高く風には強い。 果実は長卵形で熟期は遅い。自家結実性の高い品種ですが1本では収穫量は少ない。 油含有量が多く、今後油用として栽培が期待される品種。 樹勢も旺盛で大木になりやすい。
マンザニロ(Manzanillo) スペイン原産のオリーブの品種。 樹高は低めで、樹形はやや横に広がる開張形、風には強い。 果実は球形で熟期が早く、テーブルオリーブ用として好適。 果実は傷つきやすいため、収穫の際には摘果に充分留意が必要。

【次のページ】

各オリーブの品種について解説しています。

次は「アザパ(Azapa)について>>

この見出しはh2タグです

ここに画像を置く場合、幅210pxまで。※PC環境の場合。

製品情報

↑ PAGE TOP